パソコン用のUPSをご存知でしょうか?

UPSとは無停電電源装置のことで、もし停電などになったときに、一定時間電源を供給し作業中のデータを守るものです。

サーバーなどではUPS(無停電電源装置)の使用は一般的ですが、オフィスのPCまでUPSなどを使った電源対策は行われていないことが多いのではないでしょうか。

テレビドラマの様にコンセントに足を引っ掛けて電源が切れることはめったに無いと思いますが、停電やブレーカーが落ちるなど常に起きうることです。

ノートパソコンであれば内臓のバッテリーで作業を継続できますが、デスクトップでは停電と共に作業中のデータは無くなってしまいます。

今までオフィスのパソコンではあまりUPSが利用されなかった理由としては、「大きい」「重い」「高い」など全てのパソコンで利用するには敷居が高かったのですが、最近のUPSはテーブルタップ感覚で使用できる手軽なものとなっています。

あなたの会社のパソコンは停電時の安全対策がされていますか?
もし、まだ電源対策をされていないのであれば、検討されてみては如何でしょう。

UPS(無停電電源装置)選びのポイント

UPSの機能としては、停電時に内部のバッテリーに切り替えて電源を供給し続けるものです。瞬断にも対応したインバーター方式のものもありますが、一般的なPCの電源であれば、安価な常時商用電源方式で充分です。

価格はバッテリーの大きさにより大きく違ってくるのですが、作業の継続を目的とするのではなく、安全に利用中のソフトを終了しデータを保存してパソコンをシャットダウンすることですから、数分の電源供給が行えれば問題はありません。

多少価格は高くなりますが、USBケーブルで接続して、自動でパソコンをシャットダウンできるものを選ぶと、停電時にその間にいなくても安全に終了することが出来ますので安心です。

一般的なデスクトップと液晶モニターの組み合わせを想定した売れ筋のUPSをいくつか紹介します。郊外の量販店ですとUPS自体を在庫していないことも多く、割高の感がありますので、アマゾンの価格を参考にされると良いでしょう。

APC:SurgeArrest BE325-JP

APC:SurgeArrest BE325-JP手軽にテーブルタップ感覚で使用できる製品です。
USBケーブル接続の自動シャットダウン機能はついていませんが、シンプルで小さく、気軽に使用できる製品です。

アナログ回線、ADSL、ISDN用回線サージ保護

⇒ APC:SurgeArrest BE325-JP

APC:ES500 BE500JP

APC:ES500 BE500JPAPCはUPSではダントツのトップメーカだと思います。カタログスペックによると本製品の195W出力に対するバックアップ時間は約8分間とのことですので、安全に終了するには充分の容量だと思います。

500VA/300W
電話/ISDN/ADSL回線サージ保護機能
USB/シリアルポート接続されたPCのオートシャットダウン

⇒ APC:ES500 BE500JP

オムロン:BZ50T

オムロン:BZ50TAPCの製品と比べると重さが半分程度と軽くて小さいが特徴です。

500VA/300W
USBで接続して自動シャットダウンが可能。
(シャットダウン用USBケーブル標準添付)
バッテリーはユーザーで交換可能
電話回線やISDN回線などのサージ保護

⇒ オムロン:BZ50T