Windows7で再起動を行うとルーター経由のインターネット接続がエラーとなる現象が出ています。

ネットワークのインジケータに黄色で三角のアイコンが表示されていますので、右クリックで「ネットワークと共有センター」を起動し確認するとインターネットの接続がエラーとなっています。

詳細な状態を確認すると、IPアドレスは取得できており、ルーターまでは通信できているが、インターネットに接続できません。
Ipconfigの内容を見ると、デフォルトゲートウエイに正規の値と0.0.0.0の2つが設定されています。

発生した原因は分かりませんが、手動でアダプターをリセットすることで正常な状態となりインターネットへの接続が可能となりますが、再起動を行うと常に現れます。
(アダプターのリセットは、アダプター設定の変更でローカルエリア接続を選び、無効とし有効に戻すことで行われます)

この方法ですと再起動の度に手動で設定を行う必要がありますが、マイクロソフトから正式な対応が発表されるまで凌げるかも知れません。

多少PCの知識がある方であれば、コマンドラインからrouteコマンドで設定が可能なようです。コマンドラインの実行は管理者権限で行う必要があるため、エクスプローラから起動します。(windows\system32\cmd.exeを右クリック、管理者として実行)

コマンドプロンプトでデフォルトゲートウエイを確認します。

> ipconfig
IPv4アドレス: 192.168.0.2
サブネット マスク: 255.255.255.0
デフォルト ゲートウエイ: 0.0.0.0 ←これが余計
            192.168.0.1 ←本来のゲートウエイ

余計なデフォルトゲートウエイの削除(192.168.0.1の場合)
> route delete 0.0.0.0
> route add 0.0.0.0 MASK 0.0.0.0 192.168.0.1

Q&Aサイトなどを見ると同様の現象が他でも出ているようですが、具体的な解決策やマイクロソフトからの正式な対応はまだ出ていないようですので、暫定的な対応ですが参考にしてください。

追記
その後も同じ症状が出ることがあり、最終的には無線LAN機器のソフトをアップデートすることで解決しました。微妙に仕様が異なるようですね。