競争条件が不利な小さな会社は、他社と差別化した戦略が必要なのはインターネットの世界でも同じです。

何をどこで誰にどのように売るのかを徹底的に考えて差別化した戦略が必要になります。

インターネットの大きな特徴の1つは、個人や小さな会社でも日本全国、全世界に向けて情報を発信できることですから、今まででは考えられないくらい、広範囲に多くの人にアプローチすることができます。

多くの人にアプローチできるからこそ、商品や客層の思い切った差別化も可能になってきます。

それでは、実店舗への集客や商品やサービスを直接顧客に提供する地域密着型の商売にインターネットを活用するにはどうしたらよいのでしょうか。
その地域の商品やサービスに興味を持っている人の中で、インターネットを利用している人が対象になりますので、その地域に絞り込んだアプローチを行うことになります。

観光地などは解りやすい例ですが、インターネットの利用者が少なかったころは、有名な観光地など需要が高い場所でなければ集客が難しかったのですが、これほどまでにインターネットの利用率が高まると、観光地以外や局所的な地域あっても集客は可能となっています。

たとえば、自分の住んでいる近くで、病院を探す場合は、地域+病院の内容で

「柏市 産婦人科」などでYahooやGoogleで検索をすると思うのですが、

検索結果の上位に表示されていると、目的意識を持った見込み客を集客することが可能となります。

グルメ、居酒屋、不動産、美容室、リフォーム、幼稚園、英語学校や学習塾なども同様で応用できる例はいくらでもあります。

あなたの商品やサービスとエリアの組合せで検索エンジン対策を行うことは、地域を絞り込んだ広告戦略ですから、インターネットの地域戦略といえます。

「美容室」など一般語でSEO(検索エンジン最適化)を行うことは容易ではありませんが、地域を絞り込むことで競合は極端に少なくなりますから、上位表示も可能となってきます。

大都市圏で競合は激しい場合には、更にお店の特徴など差別化できるポイントを加えて絞り込んでみてください。

地方などで商圏が小さい場合は、周囲の地域を含めるとか、広い範囲を表す言葉なども有効など思います。

「柏市、我孫子市のリフォームなら・・・」
「河口湖の・・・」→「富士五湖の・・」「富士山の・・・」

地域を表す言葉で絞込みを行うと、各々の言葉の検索回数が少なくなってきますから、検索結果に連動したキーワード広告(PPC)を利用することで簡単に幅広いキーワードでアプローチが可能になります。

各々の検索回数は少ないですが、ちりも積もれば山となるで、馬鹿に出来ない数の集客が期待できます。

複数の言葉で絞り込んだキーワードは、競合も少ないですからクリックの単価も安く、上位表示も容易なことが多いですから、是非、試してみてください。

あとは、フリーペーパーや地域のミニコミ誌などとホームページの連動も成果を出しているようですね。