誰もが思いつくようなメジャーなキーワード(一般語)で、検索結果に上位表示させるのは競争も激しく至難の業です。

SEO(検索エンジン最適化)を行うにしても相当の労力を要しますし、キーワード広告もその様なワードはクリック単価が高騰しており費用対効果的に合わなくなってきています。

それでは、時間もお金もかけられない小さな会社(弱者)は、どうすればよいのでしょうか。

大手の担当者が見落としている「すき間の美味しいキーワード」が、探せばまだまだ沢山残っていますので、そのキーワードを見つけることです。

では、「すき間の美味しいキーワード」にはどのようなものがあるか考えてみましょう。

・正式な呼び名が知られていない商品
・同義語や短縮形
・IMEの誤変換
・よく間違われる呼び名

などが考えられます。

検索するお客様の立場に立って考えることが基本なのは言うまでもありませんが、普段接しているお客様が使う言葉をよく思い出してください。

プロと素人(お客様)では、呼び方が異なることがよくあります。あなたが当たり前と思うことでも、お客様が解る言葉で考えてみてください。


・あまり競争がないキーワード

これは一般語だからと最初から諦めないでください。あなたが思う一般語と周りが思う一般語が違うのか、以外に競争が少ないことがあります。キーワード広告もオーバーチュアとアドワーズで入札状況が全く異なることもありますので、気になるワードはYahoo!とGoogleで実際に検索して確認することが大切です。


・購買意欲が高いユーザーが検索する

これをたくさん見つけることが費用対効果的にも理想になりますが、複数の単語を組み合わせたフレーズ検索は目的が絞り込まれていますので、一般的に購入率は高くなります。

たとえば、「マンション」を探す場合、単純に「マンション」で検索するよりも、「マンション+柏(場所)+新築(or中古)」などで検索する方が、目的が絞られますから購入意欲も高くなるといえます。

オーバーチュアの1位入札価格
「マンション」  @646円
「マンション 柏」 @91円

これは、実際にオーバーチュアで入札されているキーワード広告のクリック単価ですが、「マンション 柏」の方が圧倒的に安くなっています。「マンション」でもフレーズ(部分)一致の設定をすると「マンション 柏」の検索結果にも表示されるのですが、「マンション 柏」に直接広告を出している方が優先されるので、91円で入札されている広告が1位に表示されます。

SEO(検索エンジン最適化)を行う場合も、一般語で1位を狙うのではなく、複数の語句の組み合わせで目的を絞り込んだ検索ユーザーを狙ってみてください。

あとは、あなたの社名+商品名で検索されることも忘れずに確認してください。これは指名買いの可能性が高いですから、代理店や販売店のページより上位に来るように、キーワード広告を使ってでも対応することをお勧めします。